STEAM教育って具体的にはどんな教育?

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そもそもSTEAMとは

STEAMは、Science Technology Engineering Art(s)  Mathematicsの頭文字をとった造語。
課題を発見し、協働して解決へ導く、教科横断的な探究学習。というと少し難しい響きですが、こう考えてはどうでしょう?
かつて私たち(筆者40代以前)は学校で勉強した内容が必ずしも社会に出て役にたつものではありませんでした。
社会で必要な学びは社会人になったから習得するのが当たりまえの世の中に育ってきました。
STEAMの考え方では、生活と学習を結び付けて考えることで自然と社会課題にアンテナをはり主体的に解決に取り組める能力を育むねらいがあります。

STEAM教育の考え方

経産省「未来の教室」ワーキンググループによる検討報告を見てみると、以下のキーワードが挙げられています。
・『さまざまな“循環” がある学びであること』
・『その中心に “ワクワク” があること』
第二次大戦後の時代においては、工業化社会が想定した「画一的・均質な労働力」という考え方でした。デジタル社会に突入した今日、「主体性・創造性ある個人」として世界の中で自由に活躍し、他者との共存の中で共創することが価値感の源泉になります。STEAMはこうした時代を生きるために必要な学びの姿勢や人材そのものを育むものです。
このような学びを教授される今の子ども達が次にどのような社会を築いていくのか楽しみですね。

高等学校での学びの事例

さて、高知県の高等学校での学びの事例について紹介してみたいと思います。
高知県立山田高校は、高知県香美市(北東部)に所在し、普通科、グローバル探求科、ビジネス探究科、商業科があります。
地域と連携・協働して生徒を育てる仕掛けづくり「総合的な学習の時間」を実施している学校です。

参考:山田高校紹介資料より

山田高校のカリキュラムを見てみると「探求リテラシー」、「グローバル課題探求」、「知の探究」に加え、各教科に「研究」という単語が付いているものがみられます。単に各教科を勉強するだけでなくそこから学んだことを応用させて新たなものを生み出す内容となっているようです。

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