人参のビタミンC酸化酵素の働きをみてみたい!-アスコルビナーゼ(アスコルビン酸酸化酵素)の働きを検証

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目次

今日の実験 人参のビタミンC酸化酵素の働きをみてみたい!」

必要な時間 140分(待ち時間60分) 
難易度 ★★☆☆☆

ビタミンCを破壊する酵素が含まれる人参をつかって実験してみた

用意するもの

・大根
・人参
・うがい薬(イソジン)

手順

1.大根と人参をそれぞれすりおろし、1つは大根、もう一方は人参と大根を同量合わせて汁を濾しとる。

2.うがい薬を薄めて均等に分け、ピペットで量を観ながら大根液を少しずつ加え色が消える地点を探す

結果

・大根液がうがい薬の色を脱色するのに使った量は12.5ml
・大根+人参液がうがい薬の色を脱色するのに使った量は20ml

台所実験家サッキィの解説

ここではなぜうがい薬の色が消えたのか、何が起こっていたのか分かりやすく説明します。

【色が変わる仕組み】

うがい薬にはヨウ素I 2が含まれていて通常茶色を呈しています。
一方でビタミンCは強い還元作用(酸化したものをもとに戻すチカラ)があるビタミンです。(※酸化とは酸素とくっついて錆びるような反応のこと)
今回はビタミンC(C6H8O6)がヨウ素(I2)を還元してイオンの状態(2I⁻)になることで色が消えます。
↓化学反応式で表現するとこのようになります。↓
C6H8O6+ I2 → C8H6O6+ 2I⁻ +2H⁺

実験の結果、大根はビタミンCを含むのでヨウ素液の色を消すことができました。

ビタミンC酸化酵素について

人参には「アスコルビナーゼ」というビタミンC分解酵素が含まれているので、ビタミンCが多く含まれる野菜とは一緒にしない方がいいと言います。(ただし、この酵素は酸や熱に弱いため、酢の物や炒め物などの場合は問題ないとのことです)
そこですりおろした大根を人参の汁に加えたら、酵素のチカラでビタミンC酸化されてしまい色を消すことができなくなるのでは?と思いやってみましたが、色は消えました。
本来なら人参を加えた方は、大根が半分に薄まってしまっているので脱色には倍の要ると推察されますが、結果は大根液は12.5mlで混合液が20mlでした。この結果からみても酵素は働いていないと思われます。

まとめ

今回は人参のビタミンC脱抗酸化含有について調べてみました。結果は予想外のものでしたが、これを機にこの謎が解けるよう調べていきたいと思います。
身近なもので簡単に調べられるので、皆さんも是非試してみてくださいね!

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