こんにちは!台所実験家サッキィです。
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さっそく今日の実験をご紹介!
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目次
今日の実験 「胃薬の消化力がスゴかったという話」
必要な時間 30分
難易度 ★★☆☆☆
胃薬は症状によって種類や成分が異なりますが、今回はビオジアスターゼという酵素入りのもので実験してみました。
用意するもの
・片栗粉 大さじ2
・熱湯 コップ1杯
・ビオジアスターゼ入りの胃薬(今回は太田胃散)
手順
1.片栗粉をお湯で溶いてドロドロ透明になるまで混ぜます
2.2つに分けて、うがい薬を垂らして青くします(デンプンの含有を確認)
3.胃薬を入れる方と入れない方で比較します
結果
・胃薬を入れた方は青が消えた(デンプンが入ってない)
・胃薬を入れるとドロドロしていたのがサラサラなった
・胃薬入りのものを舐めてみたところ、甘さはなく、薬の苦い味がした
台所実験家サッキィの解説
ここではなぜデンプン液の色が消えたのか、何が起こっていたのか分かりやすく説明します。
デンプンを分解する酵素ビオジアスターゼ
今回使用した胃薬の成分にはビオジアスターゼという胃腸の働きを助けるものとして消化酵素の役割を果たす成分が入っています。
ビオジアスターゼは主にでんぷんとタンパク質の消化を助ける作用をもっています。
そのため、今回の片栗粉を水に溶いたデンプン溶液をビオジアスターゼが分解します。
胃薬を入れた後の液がサラサラしてきたのは、鎖状の構造を持つでんぷんの結合がキレたためです。
ヨウ素試薬の変化
この反応が起こったかどうか確かめるために、うがい薬(ヨウ素・I2)をたらしデンプンが存在をたしかめました。そのため、デンプンが分解されてなくなった液の色は青くなくなりました。
デンプン分解後のかたち
デンプンはブドウ糖がたくさんくっついた鎖状の構造をしているので、その結合が切れてブドウ糖の状態になったとしたら甘くなると思い、舐めてみたところ、甘味は全くありませんでした。
おそらく、この段階ではまだすべての結合が切れているわけではなく、ブドウ糖がいくつかつながったオリゴ糖やデキストリンぐらいの状態であることが考えられます。
まとめ
今回のように食化を助けてくれる胃薬は食べすぎのムカつきや胃もたれがするときなどに服用すると良い薬です。それ以外にも胃薬には症状によって用途が異なりますので、薬局で薬剤師さんに相談してみてください。
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