うがい薬で青くなる!家庭でできるヨウ素デンプン反応

こんにちは!台所実験家サッキィです。
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(動画もあるのでみてね)

目次

今日の実験「こうがい薬で青くなる!家庭でできるヨウ素デンプン反応

必要な時間 10分
難易度 ★☆☆☆☆

今回も家にありそうな材料を使って面白い色の変化を見たみたいと思います。
色が付いたり消えたりします♪

この実験をするには・・・

用意するもの

・ヨウ素入りうがい薬(イソジン)
・片栗粉
・氷(冷やす用)

手順

1.片栗粉を水に溶いてそこにうがい薬を数滴たらす

 ☝ここが色が変わるポイント

2.湯銭で温めます

 ☝ここが色が変わるポイント

3.容器ごと氷水に入れて冷やします

 ☝ここが色が変わるポイント

実験の結果

1.でんぷんにうがい薬を加えると青く変化しました。
2.それを温めると70℃前後で色が消えました。
3.それを冷やすと徐々に元の色に戻りました。

台所実験家サッキィの解説

ここでは片栗粉を説いた水がなぜ色が変わったのか分かりやすく解説します。
片栗粉の成分は、ジャガイモからとったデンプン質です。
一方、うがい薬の成分としてはヨウ素(I2)が含まれています。
ヨウ素(I2)の性質としては、でんぷんと一緒になると青色を呈します。これはデンプンのらせん構造にヨウ素がはまり込むことによって起こります。
次に過熱をすると、青色は消えました。この時デンプンのらせん構造が崩れて、ヨウ素がらせん外にでることにより、青色が消失していることが考えられます。
そしてさらに冷やすとまたらせん構造に戻り、ヨウ素も再び青色を呈するというわけです。この反応を「ヨウ素デンプン反応」といいます。

ヨウ素デンプン反応の応用

さて、今回紹介したヨウ素デンプン反応が実際にどのようなところで使われているのでしょうか?
それは食器の洗浄がきちんと行われているか、チェックするときに使われています。
下の写真(左)は一見キレイに洗われているように見えますが、うがい薬を垂らしてみると、ご飯粒の洗い残しが浮き出てきました。
食器洗浄機などが導入されている給食現場では、機械での洗浄がきちんとできていなければ食中毒につながる致命的な問題となりますので、洗い残しがあってはならないのです。
今回はうがい薬で実験してみましたが、実際は検査試薬として販売されています。


まとめ

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